マイクロブルワリー機器
ビール作りに欠かせないもの
マイクロブルワリーは歴史のある崇高な仕事であり、近年では世界中でビジネスとして人気が高まってきています。余暇や趣味で始める人も多く見られますが、そのような場合、適切なマイクロブルワリー機器を選択する局面で悩むことがよくあります。
それでは、どのような機器が必要となるのでしょうか。
1 マッシングシステム
麦芽を粉砕し醸造の準備が整ったら、まずそれを水と共にマッシングシステムに投入して加熱し、次の段階に備えます。この工程で、湿った麦芽がマッシュ(糖化液)に変化します。
2 ロータリングシステム
マッシングの過程では、麦汁と呼ばれる糖分の多い液体が出ます。この麦汁は麦カスと分離する必要があり、ここでロータリングシステムを要します。初めにマッシュを再加熱し、次に麦汁の分離と再投入を数回繰り返す「再循環」を行います。最後に、マッシュに水を追加して絞り、中に残った糖分を全て抽出します。これらの過程は全て、重要なマイクロブルワリー機器の1つであるロータータンと呼ばれる特殊な機器の中で行われます。
3 ブルワリーシステム
ブルワリーシステムは、マイクロブルワリー機器の中でも最も重要なものです。醸造はブルーケトルと呼ばれる機械の中で行われ、ここでホップと風味を加えた麦汁を煮沸します。煮沸の過程で麦汁は殺菌され、不要な風味が飛び、固形物は取り除かれます。
4 冷却と発酵
麦汁は、発酵に適した温度になるまで冷却されます。冷却後、イーストを加えると発酵が始まります。発酵は、ベッセルという専用の発酵容器内で行います。これは衛生面が重視されるデリケートな段階であるため、使用する設備は注意深く選択する必要があります。
5 コンディショニングシステム
生成されたビールは、有害で味を損う原因となる死滅したイーストを取り除くため、発酵容器から取り出します。その後、コンディショニングシステムに投入し、熟成を行います。この過程は、製造者の意図に応じて数週間から数ヶ月間続きます。
6 フィルタリングシステム
フィルタリングは、ビールの風味を最終的に調整する大切な作業です。しかし、マイクロブルワリー機器の中でもフィルタリングシステムは必ずしも必要ではないという意見もあります。実際、多くのマイクロブルワリーでは、ノンフィルターのビールを販売しています。フィルターの種類は多岐に渡り、固形物だけを除去する粗めのものから、液中の微生物まで除去する細かなものまであります。
7 パッケージングシステム
直売を行うマイクロブルワリーではパッケージングシステムは不要なこともありますが、外部で販売する場合には、ビールを樽や瓶、缶などに詰めなければなりません。高性能の容器詰めシステムは、高水準の速度と精度で樽詰め・瓶詰め・缶詰めのいずれにも対応できます。
Comacでは、20年以上に渡り様々なブルワリー向けの容器詰めシステムを製造しています。貴社のマイクロブルワリー機器の完備には、高品質なComac製品をお勧め致します!